インドネシア

クリスティーナ・スリアジャジャ - 宿泊予約の方法への挑戦

Travelioという名のインターネット上にある、世界中のトラベラーに宿泊費の節約を助けるサイトを運営している、クリスティーナ・スリアジャジャさんにお話を伺いました。

 

インドネシアで有名なビジネス一家に生まれたクリスティーナさんは、卒業後に、通常であればすぐ継ぐべきだった家業の道には進みませんでした。アメリカにあるUSC,スタンフォード、そしてコーネルからの学位を持っていた彼女は卒業後、まずIntercontinental Group、AXA、Ernst&Youngといった大企業で働き、経験を積むことに決めたのです。

そして2014年に、彼女はTravelioというインターネット上で世界中のトラベラーに宿泊費の節約を手助けする会社をインドネシアで開き、企業界に初めて足を踏み入れたのです。彼女のサイトの仕組みですが、ユーザーは“Coba Tower”(直訳すると、“交渉を試む”)をクリックし、希望している宿泊費を記入する事になっています。そうすると、以下の3つのケースに繋がります。1つ目は自動的に拒否されるケース、2つ目は自動的に受諾されるケース、そして3つ目は24時間以内に交渉希望相手のホテルから回答がくるケースです。

このサイトのユニークで新鮮なアイディアのおかげで、ホテル側は予約状況を考慮した上でユーザーの宿泊費を決めることができ、ユーザー側は宿泊費を可能な限り節約できるため、双方に有利な状況を作ることが出来ているのです。

Human Asiaは、今回ジャカルタにある彼女のオフィスの近くの喫茶店で、クリスティーナさんにインタビューをしてきました。

 

Travelioを始めようと思ったきっかけを教えて頂けますか?

クリスティーナ: USCに通っていた時に、ビジネスホテルの展開方法が課題のプロジェクトに取り組んだ事がきっかけとなりました。そのプロジェクトは、現実となり、インドネシア国内にある、4つ星施設付きのの3つ星バティカホテルが作られたのです。

それと同時の2014年6月に、インターネット上での宿泊予約サイトの作成を考え始めました。最初は、Pricelineというサイトの様な、ホテル部屋をオークションして予約する形のサイト作成を考えていましたが、インドネシア国内では、頼れる国内ホテルの基準評価が存在しなかったため、Travelioのサイトを作ることに決めたのです。

 

Travelioを作った共同創設者の方達についてと、どう彼らと出会ったのかを教えて頂けますか?

クリスティーナ: 共同創設者は私の他に、ヘンドリー・ルスリとフリア・アガスティナスという2人がいます。ヘンドリーとは、彼がバティカおてるに宿泊用ソフトウェアを売った際に出会いました。彼は現在TravelioのCTOでテクノロジー関係を任せています。フリアは、私の父の会社内で勤務していたので、その際出会いました。彼にはTravelioの経費を任せています。

 

Travelioの、ユニークな宿泊費交渉システムについてもう少し教えて頂けますか?ユーザーには、宿泊費交渉の他にどのような得があるのでしょうか?

クリスティーナ: 私たちのサイトのTawar Menawar(値段交渉)には、ユーザーとホテル側両方に価値命題がある事は確かです。インターネット上にはレートパリティーという料金の同等性が存在しているので、ホテルから教えられた値段をそのまま旅行代理店は提示する必要があります。でもTravelioのサイトでは、表示価格しか載せていません。サイトを使用するユーザーが希望した宿泊費がホテル側が合意できる値段の場合は、システムが自動的に受け入れます。もしユーザーが受け入れ可能以下の値段を希望すると、システムは自動的に拒否します。そしてもしユーザーがその間の値段を希望すると、システムはホテル側に連絡し、判断を待つのです。

そのおかげで、6か月も前から旅行代理店に決まった値段を教えるのとは違い、サイトでは、ホテル側はその日の予約状況に応じて宿泊費を調整する事が可能です。それと同時に、ユーザーは旅行代理店では掲げられてない値段で宿泊予約が出来るのです。

 

Travelioは、いくつのホテルや宿泊施設と提携しているのでしょうか?

クリスティーナ: 2016年7月現時点では、約1,3000の施設と提携しています。今後2年間で、50,000以上の施設との提携を目指しています。

 

対象としている国や地域を教えて頂けますか?

クリスティーナ:現在は、カンボジアとインド以外の全アジアの国や地域を対象としています。その中でも主な焦点は、私たちに先発者の優位性があるインドネシア国内です。それに加え、南東アジアに来る旅行者にも焦点を置いています。

 

一番のライバルは誰ですか?

クリスティーナ: 同様の市場で、一番大きいプレーヤーはTravelokaというサイトですが、私たちは宿泊施設のみに焦点を置いているので、直接対決しているわけではありません。強いて言うなら、一番のライバルはAirbnbです。

そうは言っても、Airbnbはプライベートな宿泊先だけを扱っているのに対し、私たちはプライベートとホテルの両方の宿泊施設を扱っていますので、その違いと宿泊費交渉システムを持っているTravelioは、どのサイトとも違うといえます。

 

インドネシア内のプライベート宿泊先のマーケットの大きさを教えて頂けますか?

クリスティーナ:2、3年先にブームすると私は思っています。インドネシア内では、個人のアパートを貸し出すアイディアは新しいわけではないのですが、大抵はオフラインで行われています。インターネット上でそういったやり取りをする場が今はないので、私たちはそのギャップを埋めたいのです。

 

起業家として直面してきた中で、一番の課題は何ですか?

クリスティーナ: 人々と時間の管理です。上に立つと、自分の仕事の他に、従業員の仕事や投資家の人々についても対応する必要があります。テクニカルな問題は通常は対応できますが、人々には時間を費やす必要があります。

 

仕事以外で興味がある事は何ですか?

クリスティーナ: 小さい頃からスポーツに興味があり、3年連続でジTravelio2ュニアのネットボールとサッカーの国際大会にシンガポールを代表して出場しました。

 

クリスティーナさんの、普段の一日の流れを教えてください。

クリスティーナ:今年は、基金を集めるために、海外出張の日々が続いたため、ジャカルタに2週間も続けて滞在できた事がありませんでした。

 

時間をさかのぼることが出来るとしたら、何を変えたいですか?

クリスティーナ: サイトをより早く大きくさせるため、もっと前から基金集めの活動を始めていたと思います。

 

若い起業家の人々向けて、アドバイスはありますか?

クリスティーナ: 人を雇う責任や、家族の健康や幸福を背負うことに自信がないのなら、ビジネスを始めて人を雇うべきではないと思います。でも反対に、私にとっては人々の頼りになってることが、私を元気づけてくれ、日々頑張れる理由となっています。

 

近い将来、Travelioにはどんなことを期待できますか?               

クリスティーナ: Travelioは、私たちが想像してたサイトを現時点で達成できたと思っています。でも、近い将来エキサイティングな発表があるかもしれないので、待っていてください。

*Human Asiaは、Travelioが最近Gobiパートナーズと2億円の基金の商談を成立されたつ報告しています。

 

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